「整骨院」とは国家資格である「柔道整復師」という資格を持った人が治療に当たってくれます。
国家資格として認められた知識と技術を持って、独自の治療「柔道整復術」を駆使して回復を促していきます。

「柔道整復術」とは?

「柔道整復術」のルーツとは?
「柔道整復術」とは元々「柔道」という格闘技から発達したものなのですが、どのように発展してきたのでしょうか。
激しい格闘技である「柔道」では組み合い、投げたり、関節をきめるなどといった技の衝撃から、「骨折」「脱臼」「捻挫」など怪我を追うことも多いものです。
そこから「柔道整復術」が表裏一体の関係で「回復」のための技として磨かれてきたのがルーツのようです。
そういった経緯から、「柔道場」の隣には「接骨院」「整骨院」があることが多く、その時代には柔道家が「柔道整復術」を身に着けていたから、といわれています。

「柔道整復術」のよいポイントとは?
「骨折」「脱臼」「捻挫」などは長引くと辛い症状ですが、「柔道整復術」をもって治療すれば、ただ施術する、といったことだけではなく、回復を早くすることができ、極力早くまた元のように使える状態に戻すことができるのがよいポイントといえます。

「柔道整復術」が使える人は柔道家?
以前は柔道家がその技から「柔道整復術」を体得して「整骨院」を開業していることが多かったのですが、最近は「整骨院」は開業しているけれど、柔道の経験はない、といった人のほうが多いかもしれません。
ただしこの国家資格を得る際に、カリキュラムの一環として、柔道の実技を受けている人もいるようです。

治療法は「整形外科学」と同じ方向性。
「柔道整復術」の具体的な治療法とはどういったものなのでしょうか?
これは現在の整形外科などで行われている「整形外科学」と同様の原理で、施術されているのです。
「外傷」を伴う手術などを必要とする怪我は治療できませんが、「骨折」「脱臼」「捻挫」などの治療は適切かつ「自然治癒力を引き出す」早期回復が可能な治療です。

このようにみてくると、適切かつ早期改善を期待できる治療を行っているのが「整骨院」と理解できたのではないでしょうか。
不慮の捻挫や脱臼などの時には、速やかに改善の処置をしてくれるでしょう。